講師: 近藤あゆみ先生 (国立精神・神経医療研究センター 精神保健研究所 薬物依存研究部NPO法人八王子ダルク家族支援事業SMILE)
講演テーマ:家族の傷つきと癒し〜内的家族システム(IFS)の再統合
今回の市民公開講座は、これまで、数々の研修をしていただいている近藤あゆみ先生にお願いしました。家族の依存症問題で、日々あたふたしている私達が、自分のことを見つめ、癒されていくようになる、自分を自分で癒せるようになるための、内的家族システム(IFS)の研修でした。 私達は、色々な場所で依存症についての勉強や分かち合いをしておます。しかし、前に進もうとするだけでは自分の傷ついた部分は良くなっていきません。自分に目を向け、自分のケアをていくことはとても大切なことになります。まず自分をいたわることができ、はじめて他の人への(家族への)支援の質が上がる。。。とのことでした。
①自分に気づく 自分の中にある、好きなところ、嫌いなところ、いろんな自分について考えてみましょう。体感、思考、感覚。。。多方面から自分を見つめてみます。素直に頭に、心に浮かんだものを書いてみました。この作業の中で好きな自分と嫌いな自分は相互しているということです。矛盾するような自分が、どちらも私の中にいるということ。その矛盾に気づくことが、このIFSの学びの中では必要なことだそうです。
②私のトラウマ 人は誰にも大小様々なトラウマを抱えています。 先生は依存症を回復させていくにはこのトラウマの治療が不可欠と思い、その支援をされていますが、家族のトラウマ(依存症にまつわるトラウマ、その人の幼少期からのトラウマ両方)に気づき、支援していくことに必要性を感じたそうです。 ここまでの話の中での質問かありました。
Q:本人はお前の(母親に対して)せいでこうなった。虐待された!といいます。母親は、そんなことをした覚えはないし、周りの人もそんなことはしていないのでは?という状況のなかで、これは認知の違いで虐待されたととらうまとしてのこっているのか。。そして事実を正すことができたなら、そのトラウマを克服したことになるのか。。という質問でした。
A: 親を責める依存症者は多い。親子関係には「相性」かまある。これは単に性格などで済まされるだけではなくそれぞれに特性があるので、そこから問題になってくる。 子供にADHD気質があった場合は、一から百まで話を聞いてほしいと話をしてくる。その親にADSの特性があった時、その親は話を聞こうとできず、この状態が子供にとっての虐待の認知になる。。 つまり、どちらも悪くないのに、うまくいかない親子になってしまう。子供にとっては「話を聞いてくれない親」になる。 この話はとても参考になります。
Q: 薬をやったのはお前のせいだ!望まれて生まれていない。かわいがってもらえなかった。でもかわいがってもらったことは分かってる。つらい思いを分かってくれない。と、言われてしまう
A: 多くの家族の中で起きている問題。親の期待をはねのけられない子ども、デリケートな子供に問題が起きやすい。しかし、親に文句を言えるというのは、いろんな自分が見えてきているということ。回復が進んでいるということ。しかし親子だけで解決するのは危険なのできちんとサポーターとともにやっていくことが大事。 これもどの家族にとっても心に残る答えだと思いました。
③薬物問題が引き起こす家族の心の傷 依存症本人が薬によって変わっていき、その姿を目にし続けたわたしたちはさらに社会の目を気にして生きてきました。わたしたち家族には心の傷があるのです。その傷をなかったことにせず、見つめようと思わないと、その傷は見えてこないということだそうです。 内的家族システム 人の心には複数の部分パーツがあり、核となるセルフというものがあります。一部のパーツは人との関わりによって生じた傷に対して、防衛的な役割を果たす この、防衛的なパーツと、傷ついたパーツ、両方のニーズに対応していくことで、内的システムの平和をもたらすという考えだそうです。 依存症の場合、このパーツが一部暴走した時、それはうまく働かなくなります。セルフはパーツをケアできなくなりその人の悪い状態(依存状態)となります。 このパーツの暴走には、トラウマが関係しているとのことです。大きすぎる、痛すぎる傷を舞うために起きる暴走てす。 このあと、それぞれ、書き出した自分の好きな自分嫌いな自分をパーツマップに書き写し、埋めてみました。自分のパーツの対話するときには、 @何かいいたいことはあるか? @そうしている理由は? @思いやりをもって共感して という気持ちではなすそうです。









