2月27日 研修会 神奈川県立精神医療センター 依存症診療科 小林桜児 先生

薬物依存症の理解と対応 ~どのようにして回復の道につなげるか~」

いつもの軽快な語り口で、依存症の特徴や心理などを話してくださいました。脳が変容して起こる依存症ですが、それだけではなく何か心に痛みを持った人が「生き抜くため」に薬物を使ってしまうことや、その「生きづらさ」は明白なものと、暗黙のものがあることなど、依存症を抱えた人の心に近付けるようなお話がありました。
特に「依存症患者の生きづらさ」の説明で「過剰適応」というお話には依存症者本人の気持ちをよく理解することができ、「回復」ではなく「成長」と言われる意味も理解できました。

対応の仕方についても正論で説き伏せるのではなく、共感し感情を理解することや、本音を言える信頼関係が何より大切であることを学びました。
目の前で薬物の問題が大きくなると、私たち家族は混乱しどうしていいかわからず何も見えなくなってしまいますが、犯罪とは別のところにある心の問題として捉えられると、少し展望が開けてくるように思います。
家族の力だけではどうにもならない依存症の問題ですが、家族も仲間を作り分かち合う関係ができてこそ、依存症に苦しむ人を回復に繋げていくことができます。
家族や友人の依存症で悩んでいる方、是非一緒に学び、回復に繋げていきましょう。