2025年1月25日(土)横浜ひまわり家族会 研修会

講師:NPO法人あんだんて 女性サポートセンターIndah(インダー)代表 小嶋洋子氏

横浜ひまわり家族会では2~3名の女性アディクション家族が在籍しており、インダーの小嶋代表の研修会も過去に数回実施しています。今回はひまわり家族会のためにパワーポイントを新規に作成していただき、ご自身の過去の壮絶な経験から、回復のきっかけ、インダー設立の経緯までお話を伺うことができました。2012年のインダー設立(横浜市の許可)から開所までに1年以上を要したとのことで、薬物依存への偏見によって地域から反対の声が多かったようです。神奈川県で初めての女性依存症者回復施設としての功績が認められ、2023年に社会貢献者の表彰を受賞されている。

今回の講話で特に記憶に残っていることを下記します。

(1) 仲間の大切さ。
依存症=コミュニケーション障害、と言われるように、依存症によって孤立することで依存を悪化させてしまう。同じ仲間として、通じ合えることが大切。
(2) 五感を育む。
インダーのプログラムは、ミーティングは一日一回とし、他は創作作業、料理、農作業などを行っており、「仲間と楽しむこと」をモットーとしている。
(3) 女性に合わせた回復プログラム
毎日のミーティングは女性には苦痛である。家事や育児を担っている人は、すべてに参加することは困難であり、自分のペースで参加する方向としている。

女性ならではのゆっくりとした回復、という考え方は有りと思います。
最後に質疑応答にもじっくり対応を頂き、ありがとうございました。