5月9日(土)横浜ひまわり家族会 研修会

講師:NPO法人八王子ダルク家族支援事業SMILE、国立精神・神経医療研究センター
近藤あゆみ先生

テーマ:「非暴力的コミュニケーション〜Nonviolent Communication」(NVC)

今回の研修会は、近藤あゆみ先生をお招きしてお話を伺いました。
先生は5年前大病を患い、自分がたくさんの人に支えられている事に気づき、病気で療養の間、時間がゆっくりと流れたそうです。それにより、それまで忙しく自分の行動の向きを考える間もなく働いてきたこと、自分は何を大事にして一生を終えたいか。。と考えたそうです。そしてそれは、人とのつながりを理解し、理解されること、つまり安心、安全を感じられる生き方をしたいと思ったそうです。

いままでのスキルとしてのコミュニケーション術ではなくて、もっと奥深いその部分を知りたいと思い、マーシャル・ローゼンバーグが創始者である「NVC」を勉強していったとのことでした。

・自分が求めるものは思いやりであり、自分と人が心の底から与え合い、気持ちを通わせること
・相手を評価したり決めつけるのではなく、自分が抱いている感情と自分が必要としていることに耳を傾ける
と、マーシャル・ローゼンバーグはいっています。

①自分の感情に目を向ける
私は何を必要としているのか、相手は何を必要としているのか、それが分からないと心を通わせることはできない
②心理的境界線の維持とそれを維持しながら心を通わせること
③ニーズを知る
ニーズとはその人が大切にしている価値観です。それが認知され満たされたときにポジティブな感情が、逆に認知されず満たされなかったときに、ネガティブな感情が生まれます。
④自分の感情、相手の感情
ニーズが満たされたとき、満たされない時(犯された時)、それぞれの感情が生まれ、そのニーズにめをむけることが、必要です。
つまり、感情とはこのニーズを教えてくれるものてす。例えば「ムカついた」という感情が生まれたときは、その瞬間、大切にしていたその人のニーズが認められず犯されたと、理解します。そのニーズを満たすためにやれることがあり、感情の見方も変わってきます。

基本的な話のあと、ひまわり家族会のメンバーの事例をあげて、ワークをしました。

1.深呼吸して、目を閉じて
2.自分を責めず
3.自分の心と身体に目を向け
「私は悲しい。なぜなら私の大切にしている◯◯が、満たされず悲しいんだ」とちゃんと悲しみます。
(自己共感)
その時相手はどうだったかな。。と考えます。
(他者共感)
そして、自己を表現し、対話、繋がり、理解へを導かれます。

自分で自分の感情をわかってあげることが、他者を感情を想像し、理解していくことになります。ーーーーーーーーーーーーーーーー
自分の感情がなぜこうなのか。。。それは何がみたされたからか、何が犯されたからなのか。。。という考え方をしたことがなかったので、とても面白い話を聞けたと思いました。あゆみ先生の研修は、その日から、私たち家族が何かをできる内容だと思います。私たち依存症の家族たちはいつも不安や苦しみなど、ネガティブな感情に支配されます。その感情に飲み込まれることなく、幸福感も感じながら生きていきたいものです