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11月26日(土)《家族研修会》 講師/横浜保護観察所統括保護観察官 柳沢真希子氏

この日の研修会は、横浜保護観察所の統括保護観察官の柳沢氏のお話でした。

「刑の一部執行猶予制度」~薬物依存のある人を支えるための視点~というテーマでした。保護観察を通じて得てほしいものということでは、

・当事者が悩みや課題を話し合うことができる関係作りや 、自尊感情を持てるようになること。

・問題解決の方法に関する知恵の習得など、薬物を使わなくても生きていけるスキルを身につけていくこと。

そういう関係を作りながら薬物再乱用防止プログラムに取り組むことが大切です。

家族は気持ちを伝えて、当事者に安心感をもってもらうことが家族にできる支援です。誰か当事者の回復を願って待っていてくれるかどうかは、回復のモチベーションに非常に大きなウェイトを占めているということです。

当事者の回復は、自分の居場所を見つけて自己実現ができること、社会の役に立つと思えることが重要になっていくとのことでした。

回復支援のプログラムに繋がり続けることはたやすいことではありませんが、回復を願っていると切に伝えることが私たち家族の支援でしょうか。

9月24日  研修会 国立精神神経医療研究センター 診断治療開発研究室長 近藤あゆみ先生

「薬物依存症者をもつ家族を対象とした心理教育プログラム」
「逮捕や裁判を本人の回復のきっかけにする」
というテーマでテキストを使ってのワークに取り組みました。家族が薬物使用を続ける依存症当事者を回復に繋げていくのは一番難しい場面です。逮捕という場面になったときに、どう捉えてそのチャンスを活かしていくのか。ひとつひとつの質問に真剣に取り組みながら、たくさんのメンバーとのやり取りの中でにぎやかに学びを進めていきました。今、まさに服役中で出所が近い方もいられる中、タイムリーな学びとなりました。

8月27日 第1回「薬物依存症者と家族オープンセミナー」

主催:横浜ひまわり家族会/共催:特定非営利活動法人 横浜ダルク・ケア・センター
後  援:神奈川県精神保健福祉センター ・横浜市こころの健康相談センター ・横浜市社会福祉協議会障害者支援センター・横浜市障害者社会参加推進センター・横浜保護観察所
今日は「横浜ひまわり家族会」の初めてのオープンセミナーを開催しました。
予想をはるかに超える多くの方々に参加していただき、実りのある一日となりました。
参加してくださった方々の中には、家族会のメンバーはもちろん、他の家族会で依存症を学んでいる仲間や、依存症の当事者、そして支援の立場の方などでした。多くの方の支えのある中で、開催できたことに感謝でいっぱいです。
基調講演は埼玉県立精神医療センター 副院長 成瀬暢也先生の「依存症の正しい理解と回復について」でした。
成瀬先生のお人柄あふれる、楽しい雰囲気の中、「依存症」とはどういう病気なのか、そして家族はどうすればよいのか?を、お話いただきました。
「薬物依存症の特徴」として大きなものは、
*家族を巻き込んでいく病気である。
*根底に対人関係障害が存在する病気である。
ということが印象的でした。
「依存症者」は健康な人の中で回復していきます。
「健康な支援者」とは、患者に対して陰性感情を持たずに敬意と親しみを持てる人です。患者に共感出来る人です。
私たち家族は「健康な支援者」になれるように回復していく必要があります。
回復していくには、私たちにも仲間が必要です。
家族の体験談はお二人の仲間に話していただきました。自分たちも苦しい中で学び、変化し、回復の道を歩んでいく中で、当事者を治療に繋げていく様子が、痛いほど分かりました。年月が経っていてもその時の苦しみが想起されこみ上げるものがありました。ありがとうございました。
本人体験談は川崎ダルクのもんきちさんでした。治療に繋がった時や、回復途中のお話をしてくださいました。本人も苦しみの中で生きているのだと、改めて感じました。もんきちさん、ありがとうございました。
最後はQ&Aセッションでした。
横浜ダルクのセナさん、クリスさん、前述の成瀬先生、原宿カウンセリングセンターの臨床心理士 高橋郁絵さん、国立研究開発法人 国立精神・神経医療研究センターの近藤あゆみ先生の登場で、会場からの質問にお答えしました。
現状では薬物依存症を診てもらえる機関は非常に少なく行き場がないなど、課題が上げられました。どこでも診てもらえる社会を作るために一緒に声をあげていきましょう。
パワーあふれる皆さんから、また新たなエネルギーをもらいました。明日からも自分らしく生きていこうという気持ちになりました。

7月23日 研修会 筑波大学 森田展彰先生

研修会のテーマは「家族の支援と回復」でした。
「依存症という病気を知らないと家族と本人は対立構造になりやすい。」ということで、一生懸命に助けようとする家族ほど、悪循環に陥ってしまい良い効果を生まない関係になってしまいます。本人はつらい気持ちを隠そうとさらに嘘を重ねていき、信頼をどんどん失っていきます。「依存症」を認め続けていくことは大変な負担がかかることを受け入れていくことも家族にとっては大切な心構えになります。当事者と距離を置くことで冷静になる場面が生まれて、回復へのひとつのプロセスとなっていきます。どこまでも突き放すということではありません。
そのような問題を認識したうえで、コミュニケーションスキルを上げていくことが効果的に関係性に作用していきます。相手「当事者」の気持ちを否定せずに受け止め押しつけるような言い方を避ける。また、相手との境界線を尊重しながらも自分の気持ちを伝えることが大切です。
参加者でこのようなコミュニケーションのワークも行いました。「わかっていても実際は言えないよね。」なども感想が口々に話されていました。
「依存症」の問題だけではなく、どの人間関係にも役に立つ研修会となりました。

6月25日 研修会 「マロニエ医療福祉専門学校」医療学部 渡邉厚司先生

今日の研修会は、「コミュニケーションを点検する」というテーマでお話をしてくださいました。
点検の「道具」を使って、「変えられること」と「変えられないこと」、「できること」と「できないこと」を見極めてはじめてみましょうということで、沢山のヒントをいただきました。
コミュニケーションのパターンも含めて自分の役割を点検し、その役割に名前を付けて顕在化してみる、そしてその役割を降りることにチャレンジしてみる。また、負の感情にも目を向けて否定しないで抱きしめて味わってみるなど、「私」をそのまま認めていく作業など、依存症者本人ではなく、自分に焦点を当てて認めていく過程で変化を見出していくことが大切であるなど、生き方の点検をするツールが散りばめられていました。
「今日一日」自分が扱える大きさの問題に取り組むことで、混乱から解放されて回復の道を進んでいけるのだと実感しました。
渡邉先生のお話は、とても楽しくいつもすぐに取り組んでいける道具を提示してくださるので、ひとつでも実行していくことをお勧めします。

4月23日 研修会 講話/就労継続支援B型事業所「UNDAR THE SAME SKY」の所長 石川晶啓氏

今日の家族会はミーティングから始まりました。テーマは「楽になろう」です。セルフケアの方法や依存症本人の様子などをメンバーがそれぞれに思いを話しました。
そして、講師は就労継続支援B型事業所 「UNDAR THE SAME SKY」の所長 石川晶啓さんでした。就労継続支援事業とは、通常の事業所に雇用されることが困難な就労経験のある障害のある方に対し生産活動などの機会の提供、知識及び能力の向上のために必要な訓練を行うサービスを提供しているところです。UNDAR THE SAME SKYはコーヒー豆の焙煎や販売を通して就労の支援をしています。
長らく薬物を使用していて、施設に繋がっても正直になれずにいた過去の経験や、石川さんが大切に関わっていたメンバーのお話がありました。ご自身が関わったメンバーが元気でいられるようにしたいという、強い思いで現在の事業所を開いていることなど、深いお話でした。

私たち、依存症者の家族にとっては治療に繋げることの次の課題は社会にどう出ていくのかということです。ダルク後をどう考え行動していくのか。本人にも家族にも大きなステップになります。
社会の変化を望むことも大切で、今年度はひまわり家族会の活動を広げていこうとしています。みなさんの力を貸してください。ともに歩いていきましょう。

4月9日 横浜ひまわり家族会の総会が開かれました。

前年度の活動報告、会計報告、そして新年度計画や新しい取り組みとしてのオープン・セミナーの紹介など、盛りだくさんの総会となりました。助成金を受けられることとなり、新たに地域の方々に「依存症」を理解していただくためのオープンセミナーが8月27日(土)(会場県民センターホール)と1月28日(土)(会場県民ホール大会議室)にて開かれます。そして、ミーティングは「乗り越える力」をテーマに、それぞれの家族が思いを分かち合いました。家族会の後には有志で大岡川の桜を観て、ソバ屋で懇親会を開きました。 桜も満開を過ぎて、平成28年度がスタートしました。家族会のみなさんに気づきのある実りの多い一年になりますように。

2月27日 研修会 神奈川県立精神医療センター 依存症診療科 小林桜児 先生

薬物依存症の理解と対応 ~どのようにして回復の道につなげるか~」

いつもの軽快な語り口で、依存症の特徴や心理などを話してくださいました。脳が変容して起こる依存症ですが、それだけではなく何か心に痛みを持った人が「生き抜くため」に薬物を使ってしまうことや、その「生きづらさ」は明白なものと、暗黙のものがあることなど、依存症を抱えた人の心に近付けるようなお話がありました。
特に「依存症患者の生きづらさ」の説明で「過剰適応」というお話には依存症者本人の気持ちをよく理解することができ、「回復」ではなく「成長」と言われる意味も理解できました。

対応の仕方についても正論で説き伏せるのではなく、共感し感情を理解することや、本音を言える信頼関係が何より大切であることを学びました。
目の前で薬物の問題が大きくなると、私たち家族は混乱しどうしていいかわからず何も見えなくなってしまいますが、犯罪とは別のところにある心の問題として捉えられると、少し展望が開けてくるように思います。
家族の力だけではどうにもならない依存症の問題ですが、家族も仲間を作り分かち合う関係ができてこそ、依存症に苦しむ人を回復に繋げていくことができます。
家族や友人の依存症で悩んでいる方、是非一緒に学び、回復に繋げていきましょう。

1月23日 研修会 神奈川県立精神医療センター PSW 井上恭子氏

家族の対応」ということで、「依存症の基本的な捉え」や「薬物依存の治療の現場でのプログラム」などを明快にお話いただきました。本人が治療の場面に登場するのは、大半は家族が相談機関に繋がってからであることから、私たち家族はやはり一人で悩まないで、どこかで助けを求めることが大切だと思いました。「依存症」という病気の特徴を理解し、本人の気持ちを治療に向けていくには、最も身近で病気の影響を受けやすい私たち家族の行動の変容が大きなカギを握っていることを改めて実感しました。そして変わっていくためには私たちにも仲間が必要です。

12月19日 横浜ダルク・横浜ひまわり家族会 合同ミーティング&クリスマス会

年に1回のダルクと家族会の合同ミーティングでした。ダルクのミーティング方法で全員で一つの輪になって行いました。テーマは「自分が話した通りに歩む。」ダルクのメンバーはそれぞれに思いの丈を真摯に語ってくださいました。 そしてクリスマス会。家族会のステーキや豚汁、おにぎり、ケーキなど手作りの料理が並びどの顔も幸せそうにほおばっていました。横浜ダルクのメンバーによる合唱「チキンライス」も楽しく、家族会の方の歌、山本リンダの「狙い撃ち」で大いに盛り上がりました。恒例のビンゴ大会は、「リーチ!」「ビンゴ!」の歓声のなか選んだ景品を見せていました。最後に残った製品はカチューシャ部分がパールのイヤーマフ。当たったのは・・・ダルクのメンバーした。きっと似合うと思います。